週5時間の国語で読解力を

 5年生になると、国語が週5時間となります。(4年生は週7時間。)
 その中で、習字をやり、図書をやり、新出漢字をやり、漢字テストもやるわけです。国語の教科書を扱う時間は、週3時間とれればいい方です。
 それゆえ、音読練習を授業の中で多くとることはしません。昨年度、名文音読をやり続けたことで、音読力は向上していると考えることにします。
 1学期は、逐語的読解に力を入れ、国語の読解テストでいい点を子どもが取れるようにしていこうと思っています。
 4年3学期の国語の診断ができていなかったので、テストに点をとれる読解力をまず鍛えようと決めたのです。(それが全ての国語力ではないのですが、テストの点数で、国語の好き嫌いを決めるのが、多くの子どもの傾向です。)

 まりちゃんがわたしにロンドン行きのことを言えなかったのは、なぜですか。

 「新しい友達」で、最初に出す問題です。
 まずは、答えの文「だって、ひろに言ったら、泣いちゃうって思ったんだもん。」を見つけさせ、その文を注文(問題)に応えて、正しく料理して出すことを考えさせていきます。
「ひろに言ったら、泣いちゃうって思ったから。」では、不十分な答えです。
「わたしに言ったら泣くと思ったから。」を正解とさせたい。

(2009.4.18)