暫定ルールで

 新しいクラスを持てば、毎日の生活の中のルールを細々したところまで、確認し、全員共通のものとしていきます。
 今回、4・5・6年と持ち上がることで、多くの子が、私の学級経営の仕方を知っています。頭で理解しているというより、身体に染みついているという方がいいでしょう。だからこそ、問題なのです。
 これまでと同じだと意識せずに4,5年の時と同じ動きをしてしまうのです。
 ルールをこれまでと変える時、それを子どもたちに納得させないといけません。新しいルールを納得させるだけでなく、なぜこれまでのルールをやめたのかも納得させなければならないのです。
 例えば、給食。給食当番が取りに行ったり用意をしている間、5年の時なら、腰掛けて読書したり係活動したりおしゃべりしたりしていました。
 6年の4月は、読書一本に絞ろうと思っています。
「給食当番が取りに行ったり、用意している間に、静かに残りの全員が読書でき るようでしたら、それ以外のこともOKにしていきます。」
 暫定的なルールとして提案し、子どもたちが何か言い出すまでは、その暫定ルールを本ルールのようにして運営していくのです。
「6年だから…」というルールの提案の仕方を考えていきます。

(2010.4.4)