始業式での6年生の態度は、落ち着きのないものでした。
全員ではないのですが、横を向いておしゃべりをしていたり、じっとしていられなかったりする子が目立ちました。
担任発表では、「え~。」という声が上がってました。まさか、私が3年連続で今の6年生を持つとは思ってもいなかったからでしょう。
始業式が終わり、6年はクラス発表のために講堂に残りました。
発表の前に、6年生全員に向けて、次のようなことを語りました。
「みなさんは6年生。最上級生です。全体の場で、6年生が注意されるのは、恥ずかしいことです。今日はもういいです。今から、全体の場で注意されないようにしなさい。」
高学年になると、低・中学年のような大きな返事をしたり大きな声で歌ったりしません。それゆえ、高学年がよく全体の場で注意されます。
でもそれはよくないと思うのです。
「高学年は常に立派だ」と認められてこそ、そうなっていくのです。
だからといって、私の方から他の先生に、「高学年を全体の場で注意しないでください」とは言えません。それゆえ、子どもたちには言っておかねばならないのです。
(2010.4.8)