国語の授業として、「誕生日の子へのメッセージ」を考えさせました。
というのも、今年度は、誕生日の子へ、写真の貼った色紙に全員の寄せ書きを書いて渡そうと考えているからです。
先週の金曜日、桜の下で全員の写真と、一人一人の写真を撮りました。
色紙に、個人の写真と全員の写真の計2枚を貼り、一番上に「○○くんお誕生日おめでとう(○月○日(12才)」と書きました。残ったスペースに全員で寄せ書きするわけです。
ただ、いきなり寄せ書きをさせると、「たん生日おめでとう」がほとんどになりそうです。
そこで、今日、メッセージを考える授業をしたわけです。
私は、事前に次の6つのパターンを考えておきました。
①たん生日おめでとう。(お祝い)
②これからも仲よくして下さい。(お願い)
③いつも勉強を教えてくれてありがとう。(感謝)
④これからも「 」をがんばって下さい。(激励)
⑤「 」がうまくてすごいです。(ほめ言葉)
⑥毎日続けることで夢がかないます。(おくる言葉)
ただこのパターンを書いたノートを教室に持って行くのを忘れました。
でも、子どもたちからは、次のようなメッセージが出されました。
・これからもよろしくネ! ・12才になったね。おめでとう。
・またあそぼうね。 ・また遊ぼうね~!!
・これからも仲良くしようね。 ・もう×回たん生日来たね。
・きみがうまれて~年たちました。 ・勉強がんばってください。
・たまにおもちゃを買ってくれたり買い物につれてってくれて、ありがとう。
・これからもがんばってね。 ・おかしわたしにいくな。
これらを紹介した後、漢字スキルの練習をさせながら、色紙を回しました。
今回は、4月の誕生日の子5人分です。
こうやって、一度やっておけば、後は、休み時間を使って、寄せ書きをさせていけます。
桜の下で写真を撮ったときは、こんな寄せ書きをしようとは思ってませんでした。というより、写真を撮ったことで、この写真をどう活かそうか考えることで、この寄せ書きが思いついたといえるでしょう。
(伴先生が、誕生日には写真と伴先生の言葉を書いた寄せ書きを渡している、というのを昔聞いていたことも影響しています。)
子どもたちには、あの時、写真を撮ったのは、この寄せ書きのためだった、と言っています。「先生は先のことを考えて行動している」と思わせた方が、学級経営上、いい効果を生み出すからです。
(2010.4.14)