見本となる作文

 子どもたちに、作文のいい見本として取り上げたものです。

 ぼくが5年生でがんばりたいことが3つあります。
 1つめは、なわとびの二重とびです。なぜなら4年生のときに練習したけど2,3回しかできなかったからです。
 2つめは、テストで見直しをして、うっかりミスをなくすことです。なぜなら、4年生のときにテストで名前を記入するのをわすれて、名前をかいていたら百点だったテストが0点になってしまったからです。
 3つめは、人のはなしをしっかり聞くことです。なぜなら、遠足の日にはなしを聞いていなくて、こまったことがあったからです。
 この3つをこの1年間しっかりとやりとげたいです。

 この作文を取り上げて、みんなの前で読みました。上記の作文は、最初にがんばりたいことがいくつかあるかを述べ、1つめは、2つめは、と項立てて書いてます。さらに、それぞれの理由も書けてます。そして最後に、まとめの文があるのです。実によくできた作文です。
 上記の作文の紹介後から、この書き方をする子が増えました。いい見本を示してほめることで、その見本がみんなに伝播していくのがよく分かりました。子どもたちが、私に認められたい、ほめてもらいたいと思っているからでしょう。

(2012.4.16)