谷先生が講座の中で、「4ヶ月かかる」と言うことがあります。
算数で定規を使ったり、まちがいを消しゴムで消さないで×をつける。
新出漢字を習ったときに、その漢字を覚えるまで指書きする。
それらのことを教師が声をかけなくても、自然にできるようになるのが、4ヶ月だと、谷先生は言うのです。
これは裏を返さば、4ヶ月間、教師は声をかけ続けないといけないということです。
「いいこと知った。真似してみよう。」程度の思いでは、4ヶ月間も声をかけ続けることはできません。
そのことを教えることがすごく大事だという意識を教師が持ち続けていなくてはいけないのです。
子どもたちの立場になれば、教師が教えることを本当に大事に思ってるかどうかは、一目瞭然です。最初のころは、しつこいぐらい言ってたことを数ヶ月後には、まったく言わなくなるからです。
でも、大事なことでも忘れるのが人間。だから、忘れないために思い出すために、教育書を読み返したり、サークルに行ったり、講座に参加したりすべきなのでしょう。
(2015.4.3)