同音異義語習熟プリントを作っていて、「暖かい」と「温かい」の違いが面白いと思いました。授業化できるそうです。
「温」は3年で習い、「暖」は6年で習います。国語6年の光村は、123頁に出てきます。
「グスコーブドリの伝記」は、冷夏で農作物がとれなくなったため、人工的に火山を爆発させて暖かくしようとする人々の話。
畑山 博「イーハトーヴの夢」
宮沢賢治の「やまなし」の後に載っている宮沢賢治の伝記です。
ちなみに冷夏の反対は、暖冬となるでしょうか。
でも、冬であれば寒い冬、夏なら暑い夏、その中間が暖かな季節です。
暑いも寒くもなくて丁度いいのが、暖かいです。一方、
熱くも冷たくもなくて丁度いいのが、温かいです。
子どもに授業するときは、熟語や短文をたくさんたくさん作らせることです。
【温】温度・気温・温風・温厚・温室・温床・温情・温水・温存・温帯・温暖
検温・体温・保温・高温・三寒四温・水温・低温・温故知新・温泉・温和
【暖】暖房・暖流・暖炉・寒暖計・温暖・暖色・暖冬・寒暖
熟語を探すと、あきらかに「温」の方が多いです。面白いですね。
(2015.4.20)