光村5年国語、内藤誠吾「千年の釘にいどむ」の冒頭です。
千年先のわたしたちの周りはどうなっているだろう。あのビル、あのマンション、そして、わたしたちの住んでいる家々。きっと、かげも形もないだろう。人間の作ったもので、千年以上先までそのままの形で残っているものを見つけるのは、きわめてむずかしいにちがいない。
この段落だけで、問いの文、答えの文を教えることができそうです。
1)文は、いくつありますか。(4文)
2)問いの文は、どれですか。(1文目)
3)問いの文と似た文末の文はどれですか。(3文目)
4)1文目が問いの文で、3文目が問いの文でないことを説明しなさい。
この4問目が、この段落の中心発問です。
1文目は問いの文です。文末に「か」の1字をつけるとよく分かります。
3文目は問いの文ではなく、「~だろう」という推定の文です。さらに、この文が、1文目の問いに対する答えとなっています。
ちなみに、答えの文は、1文目以外全てです。ただし、2文目と3文目は2つで1つの答えになる文です。次のように要求すればいいでしょう。
「2つの文を1文字だけ付け足して、1つの文にしてごらん。」
(2015.5.15)