同音異義語プリント打ち合わせ

 昨日、フォーラム・Aで、『同音異義語習熟プリント』の打ち合わせをしました。(出版化されることになったのです。)
 最初は、判型について。B5判だと144ページ、B4判だと最大128ページになるそうです。B4判はあまりぶ厚くできないそうです。
 私は、A4サイズでプリントを作っていました。そのため、B5だと書き込むスペースが小さくなり、低位の子には書きにくくなります。また、B4だと、ゆったりしすぎて、スカスカ感が出るかもしれません。
 フォーラム・Aでは、計算や漢字の習熟プリントをB4判で出しています。そのシリーズの1つにするなら、B4判が良さそうです。
 修正してほしい点として、次のことを指摘されました。

1)リード文(やることを示す文)をつけてほしい。
2)同音異義語の中に、中学で習う読みが8組ある。
3)問題文と解説文に、中学読み・上級学年読み・常用漢字がある。

 たしかに、同音異義語のなぞりや練習部分を指示する文がありません。一度、教えてしまえば、リード文はいらないのですが、いきなりプリントを渡してやらせる場合もありますから、やはり必要なのでしょう。
 中学で習う読みについては、まったく意識していませんでした。その漢字がどの学年で習うかだけを考えていたからです。中学になるまで、その読みが出てこないのでしたら、その同音異義語は省いた方がよさそうです。
 問題文や解説文の漢字に関しては、読み先習の観点から、あえてそうしていました。総ルビにしているのと、実際に書くわけではないので、大丈夫、むしろ必要だと思っていたのです。
 ただ、出版社側には、「なぜ小学校で習わない漢字が使われているのか」という苦情が寄せられるそうです。
 話し合った結果、中学で習う漢字まではOKで、常用漢字はひらがなに直すことになりました。
 出版社に苦情が寄せられるなんてことは、考え及んでなかったです。
 ただ、都道府県名や人名などは、漢字でルビ対応しているようです。
 フォーラム・A(清風堂)は、出版社として、とても信用しています。
 なぜなら、原稿を細部までチェックしてくれるからです。
 自分一人で作るものは、どうしても独りよがりになるものです。都合の悪い事実を意識せず、見逃してしまう場合が多いものです。
 やはり、第3者のするどい目で点検されてこそ、人前に出して販売していいものができ上がるのです。
 これから出版までは、何回も校正を経て、3ヶ月から半年はかかるでしょう。
 しっかりと時間と労力をかけて、いいものに仕上げたいです。

(2015.6.5)