ぼくの木

 東京書籍の1年国語の詩です。
 1年の授業では扱えませんが、検討したい行があります。
 5行目です。
「ぼくの木」です。
「ぼくの□」と書き、□に当てはまる言葉を書かせます。
 ぼくの筆箱、ぼくの鉛筆、ぼくの手、ぼくの夢、ぼくの妹、ぼくの体。
「詩の中の「ぼくの木」と同じ使い方をしているものはどれですか。」
 これは、ぼく=木なので、ぼくの筆箱やぼくの妹はダメになります。なぜなら、ぼく=筆箱、ぼく=妹ではないからです。
 ぼくの手も、ぼく=手とはしにくいです。ぼく=体ぐらいは同じといってもいいかもしれません。「の」の使い方を検討するのに、いい詩かもしれません。

(2015.7.30)