リーダーシステム

 福山憲市『学級づくり“仕掛け”の極意~成功に導くキラー視点48』(2014.4明治図書)より。

 「今日から、係がなくなります。リーダーシステムとなります」
 毎年、子ども達の成長具合に合わせて、係がなくなります。基本的には、2学期途中からということが多いです。主に10月からです。
 10月には「衣替え」があるからです。
 衣替えを「心替え」と呼んでいます。新しい学年がスタートして約半分。次の学年に向けてのスタートが始まっていると話をしています。

 衣替えに合わせて心替えを行うわけです。
 子ども達が成長しているのに、教師の指導がこれまでと同じでは、子ども達は逆にだらけてしまうでしょう。自分にとっての一歩先の課題が示されることで、成長が保証されていくのです。

●ハンカチリーダー
 絶対にハンカチを忘れない。常に2枚持って来る。1枚は、自分のため用。もう一枚は、何か必要な時が起きた時のための予備。
●爪リーダー
 絶対に、爪をきれいにしておく。汚く伸ばさない。みんなの手本となる。

 上記の例で分かるように、リーダーはそのことに関するプロであり、みなの見本となるということです。
 自分を律するという側面が強い気がします。
 係活動は、決められた仕事をこなしていくのであり、リーダーは、自分自身でやる価値のあることを見つけ、自主的にやっていくのです。
 リーダーシステムの決まりは以下の通りです。

●一人がいくつものリーダーになってもいい。申告制。なりたい解きに、先生に言う。
●どうしてもリーダーをやめる時は、先生に言う。理由が必要。
●リーダーは、友達と重なってもいい。一緒に取り組むことで、スーパーリーダーとなる。
●新しくリーダーを増やしたい時は、いつ申告してもいい。
●きちんとやり続けているかは、自己判断。教師も確認はする。

 申告制や自己判断であることがポイント。やめる時は先生にその理由を言わないといけないので、やめにくいでしょう。
 リーダーとなると、元気のいい子や勉強のできる子、スポーツができる子など、一部の子に限定されてしまいます。
 福山氏は、一人一人全員がリーダーになれるようにと考えて、リーダーシステムを始めているのでしょうね。

(2015.8.25)