シンガポールの理想と現実

 シンガポールのゴミ捨ての罰金を調べてみました。
 1000ドルだそうです。1シンガポールドルが約80円なので、日本円にすると、約80000円の罰金です。これは大きいです。
 でも、最初にネットを検索して目に飛び込んできたのは、「罰金王国シンガポールの理想と現実」というものです。

・ゴミのポイすて(http://gotrip.jp/2014/04/1882/)
有名な観光地では取り締まりがあるらしいが、それ以外は「ごみだらけ」である。外国人が少ないローカルエリアでは、植え込みや草地に煙草の吸い殻やティッシュ、食べかすなどが散らばっているのは普通で、繁華街でも清掃の入る前の早朝の街はひどいもの。ゴミ箱が空っぽでまわりにゴミの山など、首をかしげる光景も見られる。
加えてこちらの仏教徒は道端にお供えの食べ物や線香を置くので、大通りを外れると限りなくゴミに近いものが地べたに並んでいたりする。シンガポールがきれいに見えるとしたら、それは単に清掃従事者が頑張っているからだ。

 結局、観光地用の罰金であり、観光されない場所は、むしろゴミだらけのようです。
 罰も徹底されなければ、結局は、見えないところでゴミを捨てるわけです。
 陰徳を教えていくことの方が、遠道のようでいて、近道なのかもしれません。

(2015.8.31)