反対のものの中に真実がある

 名古屋の講座も、資料やコンテンツをメールで希望した方に送るようにしています。その中の1人のメールに、「小林正観」という名前が出てきました。
 ネットで検索すると、公式のホームページがあり、次の詩がトップページに張り付けられていました。

黒の中の白
白の中の黒
反対のものの中に
真実の正体が
見えてくる
  小林正観

 講座の中で授業した「陰徳」は、最初に「陰悪」を扱い、それからその逆の「陰徳」を扱ったわけです。
 人の見えないところで悪いことをするか、いいことをするかで、その人の真実、本性が見えるといっていいのかもしれません。
 悪があってこそ正義が際立つことにも通じます。

 児童会が考えた10月の生活目標は、「マイナス言葉をへらして、プラス言葉をふやそう」です。ポスターを描く中で、子どもたちは、それぞれの言葉の具体例を載せています。「バカ」「アホ」みたいなマイナス言葉はすぐに出てくるようですが、プラス言葉は出にくいようでした。というのも、「えらい」という言葉でも言われた相手によっては皮肉に聞こえて、マイナス言葉に思えるからだそうです。
 相手の立場になって、プラス言葉が言えるかどうかがポイントなのでしょうね。

(2015.9.14)