陸上クラブで10m走・20m走・30m走をしました。
それぞれ個人の50m走の記録は、担任に教えてもらいました。
その記録をエクセルに打ち込み、5で割った10m走のタイム、それに2をかけた20m走のタイム、3をかけた30m走のタイムを導き出しました。
仮に50m走の記録が10秒ジャストだったとします。
5で割った10m走の記録は2秒です。でも2秒で10mを走れるわけはありません。なぜなら、50mは後半が加速されるからです。どうしても2秒30~3秒30ぐらいかかってしまいます。でも、10m走を速く走ろうとすることで、スタートダッシュの力がついていきます。
今回、10m、20m、30mを1回ずつの2サイクルしました。
それぞれを2回ずつすると、だれそうに思えたからです。
ほとんどの子が、1回目と2回目では2回目のタイムの方が速くなっています。
これは意図的に私の方で演出したのです。
1回目の時は用意ドンでストップウォッチをスタートさせたのですが、2回目は用意ドンして足が1歩出てからストップウォッチをスタートさせました。
子どもに自信と達成感を与えるために、意図的に、こちらが計測操作をいじるわけです。これは教師にしかできないことなのです。
(2006.6.20)