2けたでわる筆算を教える

 4年の算数は「2けたでわるわり算の筆算」の筆算を教えるところをしました。 96÷32の割り切れる筆算のやり方から始まります。
 手順は以下の通りです。これを徹底させます。

1)左の筆算を必ず、わられる数(96)から書く。
2)筆算の上の線は定規で引く。
3)わられる数の1の位(6)を指で隠す。
4)9の中に32があるかないかを確認する。
5)なければ、9の上に×を書く。
6)96の中に32があるかないかを確認する。
7)あるのを確認したら、それぞれの1の位(2と6)を両手のそれぞれの指で隠す。
8)9÷3の商を出し、6の上に書く(3を立てる)。
9)わる数の32と立てた3を2ます横に筆算でかけ算する。
10)32×3の積96をわられる数の下に写す。
11)わられる数から筆算の積を引く。(この式ではここで終了。)

 特別支援の子は応用が苦手です。でも、一連のルーチンを教え、それを最初に徹底させれば、あとはその手順通りやり、正解までたどりつけるのです。
 筆算を書くとき、わられる数から書かせることも大切です。(なぜでしょう?)

(2015.9.25)