比例の学習:扱わないこと

 6年の算数は、今日から「比例と反比例」の学習に入ります。
 最初に、ともなって変わる2つの数量の表が4つ出てきます。

1)水そうに水をいれたときの、1分ごとの水の深さ
2)バケツに水を入れて、水を1Lずつ増やしたときの全体の重さ
3)面積が12c㎡の長方形で、縦の長さを順に変えていったときの横の長さ
4)長さ5cmのろうそくを燃やしたときの、1分ごとのろうそくの長さ

 1が比例で、3が反比例です。
 導入で、この4つの表を見せるのは、子どもの混乱を招くと思うので、表1のみを扱います。
 このあと、y=きまった数×xが出てきます。
 これは、速さでも使った面積図を使い、たてのところをきまった数、横のところをx、面積のところをyとします。
 1の表は、ちょうど、xの値が分(時間)なので、変換しやすいでしょう。
 三角形の底辺と面積の関係が、数ページ後に出てきます。yの部分がちょうど面積になるので、混乱もしにくいでしょう。
 途中、針金の長さと重さの比例の表が出てきます。でも、ほかの比例の例は後回しにして、グラフまでいってしまってもいいと考えています。

(2015.10.8)