現代・未来の教育のあり方

 遊びと学びのヒミツ基地CANVASのホームページに次の記述がありました。

これまでは、より多くの知識を得ることに評価の力点が置かれていました。教師が持っている知識を一方向に多数の生徒へ伝達する授業形態は、均一化された知識を身につけた人材を輩出する工業社会には効果的でした。しかし、経済がグローバル化し、大量の情報が国境を変えて行き交う社会となりました。世の中も複雑化し、1人の専門性だけでは解決できない課題が山積しています。そのような時代において、異なる文化、異質な価値観から構成される共同体の中で、大量の情報を取捨選択し、再構築し、新たな価値を生み出す力が求められます。多様性を尊重しつつ、個に応じた学習ができる。異なる背景や多様な力を持つ子どもたちがコミュニケーションを通じて協働し、新たな価値を生み出すことができる。CANVASが目指しているのは、そんな学びの場を作ることです。

 CANVASの理事をしている石戸奈々子さんの話をドリームハートというラジオ番組で聴きました。(正確にはポッドキャスト)
 石戸さんは、日本の教師の優秀さは認めていました。
 ただ、今の時代にあった教育が必要であることを主張しているのです。
 日本は国が教育にかけるお金が少ないことも指摘されていました。
 多様性を尊重した個に応じた学習は、今の教員数では無理があるでしょうね。

(2015.10.16)