正しい姿勢の指導ができますか。例えば、立ち方です。
杉渕鐵良『子ども集団を動かす魔法のワザ!』(2010.3学陽書房)には、具体的な指導内容が書かれています。
きちんと指導しても、すぐくずれます。
とくに、「氣をつけの足」。
多くの子が、足を閉じてしまいます。
かかとだけでなく、つま先をくっつけてしまうのです。
「つま先に、ゴルフボールをはさみましょう」
「首をキリンにします」
こうすると、背筋が伸びます。
「天井からつり下げられているように」
「背が一番高くなるようにしましょう」
「あばら骨を持ち上げましょう」
こうすると、きれいに立つことができます。
「きれいだ」とほめましょう。
たかが立ち方であっても、理にかなった指導がサッと出てくるかといえば、そうではありません。教師としての基礎・基本が習熟できていないわけです。
(2016.1.3)