昨日、学校で行われた授業づくり研修会で、6年の先生が「自分ってどんな人?
友だちってどんな人?」の実践を教えてくれました。
子どもたち一人一人に「自分ってどんな人?シート」と右のような小さな紙が36種類、配られます。
例えば、ある子を元気だと思えばtoの横に、その子の名前を書くのです。そして、( )に自分の名前を書きます。
36種類の小さな紙には、以下の項目が書かれています。
1)元気な人 2)行動力のある人 3)ねばり強い人 4)たよりになる人 5)素直な人
6)よく気がつく人 7)ごめんなさいが言える人 8)計算が得意な人 9)積極的な人
10)おっとりしている人 11)器用な人 12)自分らしさを持っている人
13)話をよく聞いてくれる人 14)ゲームが好きな人 15)自分の考えを持っている人
16)笑顔がステキな人 17)正直な人 18)努力できる人 19)ホッとできる人
20)字がていねいな人 21)生き物好きの人 22)助けてくれる人 23)がんばる人
24)やさしい人 25)本が好きな人 26)年下の子にやさしい人 27)マイペースな人
28)落ち着いて判断できる人 29)好奇心おうせいな人 30)想像力が豊かな人
31)みんなを楽しませてくれる人 32)絵が得意な人 33)ていねいな人
34)運動が得意な人 35)ありがとうが言える人 36)そうじをがんばる人
時間をとり、クラス全員の分を書けるようにします。
その後、書いた紙をその子の机の上に置きにいきます。
そして、自分に来た紙を「自分ってどんな人?シート」に、仲間分けしながら貼っていくのです。
「運動が得意な人」ばかりの紙が集まる子もいれば、「元気な人」「がんばる人」「助けてくれる人」などのいろんなタイプの紙が集まる子もいるそうです。
同じ紙ばかり集まっても、それはそれでその子の自信につながるそうです。
昨日、先生方8人でやってみて、面白かったです。
私のところには、「ていねいな人」が2人、「よく気がつく人」が1人、「ホッとできる人」が1人、「想像力が豊かな人」が1人、「好奇心おうせいな人」が2人の紙が来ました。
いい評価をしてもらえて、嬉しかったです。
きっと、子どももこんな思いを抱くのでしょう。
ただ、自分では、「マイペースな人」と思っているので、他からの評価をそれほど重視はしません。評価を気にするあまり、自分の主張ややり方がぶれたくはないからです。
そのことから、上記の実践は、すばらしくて、ぜひ追試してみたいですが、評価されたくない子もいるんではないか、という思いもあります。
他からの目を気にしない生き方も必要だと思うからです。
(2016.2.27)