『Newsweek 30 2016.3.22』に「将来を左右する非認知スキルって?」が載っていました。「IQやテストの点数以上に子供の成功に関係するのは粘り強さや自制心などの性格面だ」ということが書いています。
そもそも非認知スキルとは?
学力試験やIQ(知能指数)テストで数値化できるような「認知スキル」とは明らかに異なる一連のスキルの総称だ。
何かを最後までやり抜く力や好奇心、誠実さ、楽観主義、自分をコントロールする自制心などが含まれる。心理学や経済学の世界で近年、そうした能力が人生の成功にとって極めて大きな意味を持つことを示す重要な証拠が発見されている。
こうして書かれていますが、学力研の岸本裕史氏が書かれた『見える学力・見えない学力』の見えない学力こそが、非認知スキルといっていいでしょう。
アメリカでは、非認知スキルの重要さに意識が高まっているそうなので、やがて、新しい教育観として、日本でも取り上げられていくでしょう。
学校の現場だけでなく、教育で飯を食っている人たちは、新しい教育のブームを作っていかないと、自分の存在をアピールできません。
私たちは、これまでに大切だといわれてきたことをやり続け、新しいブームをうまく利用しながら、よりよい仕事をやっていくしかないでしょうね。
(2016.3.17)