お願いしない営業

「美女読書」というホームページで、加賀田晃『営業マンは「お願い」するな!』(2011.2サンマーク出版)が紹介されていました。

 営業とは、自分がよいと信じた物を相手のために断りきれない状態にして売ってあげる誘導の芸術である

 この本に書かれてある「営業」の定義だそうです。
 この定義だけで、本一冊分の値打ちがあります。
 明日、常任委員会があり、『同音異義語習熟プリント』を3冊持っていくつもりです。でも、それを「買ってもらう」ようお願いしてはダメなのです。

「同音異義語は、4年生の国語で1時間ほどしか学習しません。でも、その1時間だけでは、作文で書き分けるまで習熟しません。今回、3年から6年までの同音異義語の組を100組集めてプリントにしました。ただ、今、私は担任していないので、子どもたちにどれだけの効果があるか分かりません。ぜひ、これを試して、その効果を実感してほしいのです。」

 今まで誰も試してないことを実践するのは、教師としてはやりがいがあると思ってます。
 ただ、断りきれない状態にして、というのは難しいです。
 必要か必要でないかは、相手の判断にゆだねるしかないですね。

(2016.4.8)