『週刊ダイヤモンド』のプロ野球解説者の「洞察」の連載は、いつも読み応えがあります。2016/04/30・05/07合併号は、「鍛えるべきは「体・技・心」の順その前に求められる熱意や志」です。
宮本氏は「心・技・体」のどれから鍛えていけばいいのかを問います。
並べ替えるのなら「体・技・心」の順番になる。もう少し細かく分類すれば、「心(半分)・体・技・心(残り半分)」の順番になると思っている。
最初に来る「心(半分)」は志や熱意のことだ。
最初の志や熱意が必要なのは、「体」をつくるための厳しい練習や訓練に耐えるためだそうです。たしかに、趣意説明もなく、厳しい練習や訓練を命じられても、やる気は出ないし、嫌になるでしょう。
では、なぜ「体」が「技」や「心(残り半分)」よりも先に来るのかといえば、技術力や精神力は体力が基本になっているからだ。
これを算数でいえば、計算力が「体」といえるでしょう。
計算力が弱ければ、新しい学習(技)を身につけるのも難しくなります。例えば、平均のやり方が分かっても、合計する計算に時間がかかりすぎたり、計算ミスするするようでは、そのために、学ぶべき平均も分からなくなってしまいます。
学力研の読み・書き・計算の実践は、「体」づくりといえるでしょう。
(2016.4.28)