図書館で、算数関係の本を8冊借りてきました。
その中の1冊が、何森仁・小沢健一『算数から数学までまるごと8時間でわかる本』(2014.7明日香出版社)です。
平均のページを見ると、3つの平均が載っていました。
相加平均・相乗平均・調和平均の3つです。
小学校で習うのは、相加平均。「全部たして、1人あたりにならす」やり方で、たしてわります。要するに、合計÷個数です。
相乗平均は、「全部かけて、1年間あたりにならす」やり方で、かけてから√します。2年目が1年目の4倍で、3年目が2年目の9倍なら、4×9を√して、1年間あたり6倍ということになるのです。
調和平均は「はかってならす」やり方で、説明は難しいです。
「往きは、80km/時、帰りは40km/時で走りました。往き帰りの平均速度は?」という問題で使うようです。
単純に、(80+40)÷2=60では求められないわけです。
単位あたり量は、そのまま相加平均することができないのです。
ここは訳が分からないので、さわらないことにします。
平均は一つではないということが分かって、賢くなった気がしました。
(2016.5.7)