都道府県の人口密度を求める問題をしました。
人口密度は、1k㎡あたりの人数を表しています。
そのことをイメージさせるために、右の地図を提示しました。(テレビに映して)
芥川小が画面の真ん中にあり、その周りの正方形が、ほぼ1k㎡です。
(指でなぞって距離が分かるアプリがいくつかあります。)
都道府県は、最初、大阪府の人口密度を一緒に求めさせました。
1)都道府県名:大阪府
2)シェーマ図:1k㎡あたり?人、全部の量8865245人、分量1898k㎡
3)式:8865245人÷1898k㎡=4670.8人(小数第1位で四捨五入)
4)答え:約4671人/k㎡
筆算で計算する猛者がクラスで数人はいますから、計算結果をその子らに言わせました。
このあと、1つ都道府県を選び、都道府県名と式が書けた子から電卓を渡していきました。
授業中内に、1人最低3都道府県は、人口密度を求めるように言いました。
教科書には、大阪府を含めて13都道府県、載っています。
速い子は、すべての都道府県の人口密度を求めることができます。その子らには、人口密度ランキングをつけるように言っておきました。
全員が電卓をとってから、黒板を12等分し、
「北海道ができた人?」
と聞き、挙手した子を1人指名し、黒板に、都道府県名と答えと自分の名前を書かせました。
人気のない県は1人しか手を挙がらなかったりします。
一番人気は、東京都でした。
黒板に、全都道府県の答えが出そろったところで、答え合わせをしました。
板書した子に、次のように言わせていきました。
「北海道は、約66人/k㎡です。同じ人?」
同じ答えの人を聞くときは、緊張するそうです。
手を挙げるのが遅いと、自分の答えが合ってるかどうか不安になるのです。
ところで、大阪をのぞいた12都道府県の答えを書いた12名の子は、3人発表したあとでも、自分がどう言うのかが分からなかったりしました。
前の人が言った流し方を真似ればいいのですが、それを聞いて覚えていないのです。見えない学力は、こんなところに隠れているようです。
(2016.5.19)