メンタリストDaiGoの『人を操る禁断の文章術』(2015.2かんき出版)より。
「あなたの思う、世界最高の美女とは?」
このたった1行の文章を読むと、思う人は違っても、いずれの場合も誰もが「自分の思う絶対的な美女」を思い浮かべます。
じつはこれこそ、文章の持っている力なのです。
ある言葉を目にすることで、人は想像し始めます。ここでは「美女」という言葉に反応して、世界最高の誰かの顔を描き出すのです。
「羊」という言葉を目にすれば、羊を知っている人は、その羊を頭に思い浮かべます。多くの人が知っている言葉を使えば、その言葉をそれぞれの人が思い浮かべてくれるわけです。
それが、「文章の持っている力」だと、DaiGoさんは言っているのです。
文章のたった1つの目的、それは「今すぐ人を行動させること」
「読む→言葉に反応する→想像する→行動を起こす」というように読者が行動するような文章を書くべきだと、DaiGoさんは言うわけです。
教育書ならば、その書を読んで、そこにある実践を追試してくれれば、目的達成となるわけです。授業づくり講座のチラシであれば、それを読んだ人が予約したり、講座に参加してくれることを目的にするわけです。
(2016.6.20)