河田孝文氏が光村5年の説明文「生き物は円柱形」を使って授業をされました。
形式段落を1ページずつ打たせていき、確認していく。
「46ページの形式段落を書きなさい。3段落あります。」
このあと、指名し、各段落の最初の言葉を言わせていきます。
たしかに、全形式段落を一気に打たせると、まちがえる子が出ます。
次に、全体をはじめ・中・終わりの3つに分けさせました。
はじめと中の境目に線を引かせ、教師のところへ持ってこさせ、評定する。
合格かどうかを評定するのです。
このとき、線は定規で一番下まで引かせるそうです。
次は、中と終わりの境目に線を引かせ、評定します。
最後に、中を2つに分けさせ、全体を4つに分けさせました。
はじめを20字以内で要約させ、板書させ、どれがいいかを討論させる。
私は「円柱形が生き物の共通性。」としましたが、「~生き物。」や「~円柱形。」で終わる要約に分かれ、そのどの終わり方がいいかで討論させたのです。
ここまでの展開を10~15分で流れるようにされてたところが、さすがです。
この要約の練習が、社会の集合知の調べ学習に役立つようです。教科書や資料集の文を丸写ししないで、要約しないで書けるようになるわけです。
(2016.7.10)