『高学年の授業づくり~5つの心構えと33のステップ~』の「はじめに」です。引用文献一覧と著者紹介や表紙も作ったので、まさに1冊の本になりました。
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はじめに
高学年の担任は、忙しいです。
毎月、何かしら行事があり、高学年の子たちが中心に回していかなくてはなりません。
また、子どもたち同士の人間関係も複雑です。低・中学年でのこじれた事情が現在に影響し合っている場合もあります。
そんな中で、担任は進度が遅れないように授業を進めていかなくてはなりません。
忙しいからといって、教材研究をおろそかにして授業にのぞむと、子どもたちからすぐにそっぽを向かれてしまいます。
けれども、高学年の授業は、楽しくもあります。
発問によっては、面白い意見を次々と言ってくれます。
難しい問いかけに対して、ハッとするような答えを返してくれる場合だってあります。
子どもたちのこれまでの学びや経験が、授業を豊かなものにしてくれるのです。
本書では、高学年の授業づくりをする上での心構えを5つ示しています。
教師が授業にのぞむとき、4月の心構えと3月の心構えでは、全くちがいます。
5つの心構えそれぞれに合わせた授業を6~7つ紹介しています。
現在うけもっている学級に合わせて、授業してみてください。
この本は、鈴木健二著『必ず成功する!新展開の道徳授業』(2014.8日本標準)の構成をそっくり真似しています。
この構成があったからこそ、この本が書けたといえるでしょう。
2016年7月24日
大阪教育サークルはやし代表 荒井賢一
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祝杯の一つでもあげたい気分です。
(2016.7.24)