学力研の全国フォーラムで、赤坂真二氏の話を聴きました。
ある調査によると、小学生39.9%・中学生55.5%が、学習に対してやる気が起きないそうです。それでいて、学校生活には90%ぐらい満足しているのです。
では、やる気をつけるには、どうしたらいいのでしょうか。
教師の人柄と日常行動は最も強力な動機付けツールとなる。
教師が生徒に関心を持っていると感じるとき、生徒の学習意欲は高くなる。
と、赤坂先生は語ります。
でも、これは、教師と子どもとの関係性で、やる気が左右されています。
そこで、学級内の関わりを高めることで、1人1人のやる気を高めよう、というのが、赤坂氏の主張なのでしょう。
授業の構成としては、次のような感じです。
1)アウトプット型の課題(例:自分の作った式を友達と図を使って確かめ合う)
2)交流型学習(履修→習得→メタ認知)
3)一人でチャレンジ→×なら○の子に相談してよい。○ならボーナス問題、ただし相談が来たら優先する。
「課題提示→個人思考→交流による解決→学習成果の確認」です。
全員が周囲に配慮して発言し、周りの子が共感する関係を築けるといいのです。
(2016.8.7)