「倍数と約数」のテスト(光文書院)に次の問題があります。
赤組が15人、青組が18人います。それぞれの組を同じ人数ずつに分けて、あまる人がいないように、赤組と青組のまじったグループを作ります。
① 赤組はいくつのグループに分けられますか。全部書きましょう。
①は約数の問題です。赤組15人の約数ですから、15人で1グループ、5人で3グループ、3人で5グループできます。答えは、「1つ、3つ、5つ」と書けばいいでしょう。
② いちばん多くのグループを作ったとき、1グループには赤組と青組がそれぞれ何人ずつになりますか。
これは15人と18人の公約数になるので、最大公約数の3グループ作ることになります。ここがややこしいです。
15と18の最大公約数は3。これは分かります。
15人と18人の最大公約数は3人ではなく、3グループ。これが分からない。
さて、上記の問題の答えは、赤組が5人、青組が6人となります。
これはきっと解けない子が続出するでしょう。
要するに15人や18人を3人ずつ取るのではなく、15人や18人をそれぞれ3グループに分けるということなのです。
(2016.8.31)