レインボーでつなぐ約数

 約数が書けない子が多くて、学習の進度が遅れています。
 8962頁で紹介した頂上チェックでは、公約数をするのに、時間がかかりすぎます。
 そこで、式を書かないレインボーでやりました。
「24…」と書いて、「24を1で割り切れますか」と聞きます。
 割り切れるので、「24…1,」と書きます。
 同じように、2,3,4,5,6…と順に聞いていきます。
 すると、「24…1,2,3,4,6」となります。「4,6」が折り返し地点になります。なぜなら、「4×6=24」だからです。
 4と6を谷型に線でつなぎます。
 このあと、「24÷3=8」で、3と結ばれる8を書き、「24÷2=12」で、2と結ばれる12を書き、「24÷1=24」で1と結ばれる24を書きます。
 大切なのは、つなぐ順です。
 4と6、3と8、2と12、1と24の順でつなぐのです。
 思いつく約数だけ書いて、線でつないで確かめる方法では、抜けてしまうものが出る可能性があります。
 小さい順に、もれなく約数を簡単に書くには、この方法がよさそうです。

(2016.9.7)