長方形を作ると約数が分かる

 正方形のタイルを黒板に18枚バラバラに貼りました。
「この正方形の板をすべてしきつめて、長方形を作ります。
 何種類の長方形が作れますか。」
 予想させてみると、2、3、4、6、8、18種類と、予想が分かれます。
 指名して、黒板に長方形を作らせます。
 すると、たて2枚・横9枚の長方形、たて3枚・横6枚の長方形、そして、たて1枚・横18枚の長方形の3種類ができます。(たて2枚・横9枚の長方形と、たて9枚・横2枚の長方形は同じ種類となります。)
 それ以外の長方形を作ろうとチャレンジする子はいましたが、結局できません。
 3種類の長方形を見て気付いたことを言わせると、
「たてと横をかけると、18になる。」
「たてと横が、18の約数になっている。」の2つが必ず出されます。
 18の約数を小さい順に発表させ、レインボーでつなぐと、ちょうどつないだものが、長方形とたてと横の関係になっています。
 24の約数でもそうなるか、試してみました。
「長方形を作ると約数が分かるってことですね。」
 逆に面倒なので、子どもたちは笑っていましたが。

(2016.9.8)