通して使える通分のやり方

 通分を教えました。

 分母の違う2/3と4/5を倍分させます。教科書の□に数字を入れさせました。
 そして、同じ分母の分数を赤で囲ませました。
 10/15と12/15、20/30と24/30が同じ分母です。
 2/3と4/5を同じ分母にする過程を右のように書かせました。(分母は15でもいい。)
 書く順序は、2/3なら、次のようになります。

1)2/3=2× /3× = /30と書く。
2)「分母3を30にするには、何倍したらいいですか。」・10倍。
3)2/3=2× /3×10= /30と書く。
4)「分母を10倍したので、分子も10倍します。」
5)2/3=2×10/3×10= /30と書く。
6)「分子の2は10倍すると何になりますか。」・20。
7)2/3=2×10/3×10=20/30と書く。

 大切なのは、分母をかけてから、分子をかけることです。
 次の通分するときの基本形を教えました。
 まずは、分母の公倍数を見つけ、それが何倍しているかを書き込み、同じように分子をかけさせていくのです。
 このやり方は、不等号・等号のところが、+になれば分数のたし算、-になれば分数のひき算になります。
 この後、ずっと通して使える通分のやり方を一番最初に教えたわけです。
 同じ分母の公倍数を見つけさせるとき、大きい方の分母の倍数を書かせていき、もう一つの分母で割れる数で止めさせました。省略させて書き方を そろそろ教えないと大変になるからです。

(2016.9.21)