明治図書の教育記事データベースで、「体積」に関する記事を読む中で、「外延量」という言葉を見つけました。
板倉弘幸「プロが解説!教材研究「基本用語」事典(第14回)キーワード「外延量」」『算数教科書教え方教室2014年5月号』(明治図書)の記事です。
書かれていることを抜粋して引用します。
量…あるものを比べてとらえることにより、多い少ない、大きい小さい、長い短い などの判断ができるように数値化したもの。
分離量…1つ1つの個数を数えることで「いくつ」と表せるもの。
連続量…そのまま個別に数えることができない連続性のもつものを、一定の単位 を決めて測ることによって数値化したもの。
外延量…視覚的にわかりやすい大きさや広がりを表す量。
(長さ・重さ・面積・体積など)
内包量…外側からはとらえにくい、質的な量。
(温度・こみぐあい・速度・濃度など)
外延量は加法性が成り立ち、内包量は成り立たない。60度のお湯と40度のお湯を混ぜても100度にはならないですから。
昔、水道方式を学んだときに、上記のようなことを読んだかもしれません。
(2016.9.24)