どこまで求めるのか

 教科書(学校図書)に次の問題があります。

 いきなり並べさせません。
「分数だけ、小数に直して持ってきなさい。」
 ノートに書かせます。ただ、次のことを補足します。
「割り切れないときは、どこまで求めたらいいかを考えてやりなさい。」
 割り切れないのは7分の5です。5÷7=0.71428571…となります。 でも、ここは、0.71まででいいのです。
 逆に0.7では、少なすぎます。
 なぜなら、10分の7は0.7なので、それでは比べられないからです。
 0.71まで求めることで、0.75より小さいことも分かるのです。
 分数を小数に直せた子から、小さい順に並べて書くようにいいます。
 このときも、注意があります。
 並べるときは、元の数字で並べないといけません。
 ついつい直してしまった数字を書いていまう場合があるのです。

(2016.10.25)