分数÷整数の計算の求め方を考えさせました。
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一番、単純なのは、分子をそのままその整数でわるというものです。
教科書の次の問題では、分子をその整数でわると、小数になります。
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それでもできないことはありません。
小数になっても、整数になるように、分子と分母を10倍、100倍していけばいいのです。
ただ、割り切れない場合は困るので、そのときは、この方法は使えなくなります。
分数を小数にして求める方法もありました。
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ただ、これも割り切れない分数は、小数にできなくなってしまいます。
分子÷整数の形にこだわるならば、分数をわる整数の数だけ分母も分子もかけて、それを元の整数でわる方法もあります。
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これが実は、公式に一番近いといえます。
分母と分子にわる整数の5をかけることで、分子のかけた5は5でわられて1となり、分子は元の数のままとなります。
それゆえ、分母だけがわる整数でかけたことになるのです。
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最初の分数÷整数は、わる数が2なので、左のような単純な絵をかき、答えは簡単に求められます。
ただ、5でわるときは、この絵が難しくなります。
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4クラス中、1クラスだけ、わる5をたてにわって、答えを導き出していました。
横にわっていたものをたてにわるという発想は、なかなか浮かばないようです。
教科書のやり方も紹介して、最後は公式を紹介して、練習問題を解かすという流れになりました。なかなか腑に落ちるところまではいきませんでした。
(2016.11.28)