啓林館『わくわく算数4年下』に、「もとの数はいくつ」という2ページの単元があります。
この問題、1さつのノートのねだんを□と考えて、□×6+100=940という式を立てて、□を求めるのかと、最初は思いました。
でも、この単元のねらいは、次の図を見ると分かります。
ノート6さつ分にジュースの100円分をたして940円だから、まずは940円から100円を引き、ノートは6さつ分(1さつ×6)だから6で割って、1さつ分のねだんを求めるわけです。
なるほど、ゴールからもどって正解を求めるわけです。
これは、右上のイラストが使えるな、と思いました。
ノート6さつとジュース1本でいくらですかをこの絵を見せながら聞きます。940円です。
指でジュースを隠します。何円になるかを聞けば、ジュース100円分を引くでしょう。
次に、ノート6さつ中の5さつを隠せば、ノート1さつになるので、1さつ分を聞くことになるのです。
次の問題もイラストは使えないでしょうか。
60円まけてもらったことをイラストでどう表現すればいいでしょうか。
ふと、店員さんに吹き出しをつければと思いつきました。
「60円、おまけするよ。」
この吹き出しを隠せば、900円は960円になるわけです。
8このりんごで960円だから8で割り、1こ120円となるわけです。
イラストを有効活用できそうで、面白いです。
(2017.1.15)