STEM教育とは?

『週刊東洋経済』の第1特集は「21世紀の読み・書き・そろばん「食える子」を育てる」です。「食える子」を育てるという表現が、実利主義なので、小学校教育にはそぐわないと私は考えています。

2020年度の大学入試改革により、学力中心の教育は時代遅れとなりそうだ。

と書かれています。大学入試のために、学力をつけているのでは、生きる力を付けているために学力をつけている、と私は考えています。でも、大学入試が大きく変われば、高校・中学、そして小学と、現場に影響が出てくるでしょう。
 2020年度の題が書く入試では、1次試験(共通試験)で、新「学力評価テスト」で記述式問題を導入するそうです。共通試験で、思考力・判断力・表現力を評価するわけです。そのことを受けて、食える力、プログラミング、STEM教育というキーワードが出てきています。

 STEMとは、サイエンス(科学)、テクノロジー(技術)、エンジニアリング(工学)、マスマティクス(数学)の頭文字の総合。総合的な理系教育を指すが、従来型の教育とは異なり、プログラミングやデータサイエンスなどハイテク分野に重点を置くのが特徴だ。AI(人工知能)やロボットがビジネスと社会を激変させる近未来を生き抜くために、必要な学びとされている。

 まずは、教師が社会の大きな変化に対応するべきかもしれませんね。

(2017.2.7)