効率を度外視した時間の使い方

 2017.2.26の産経新聞朝刊の「産経抄」に、次の文章があります。

▼人間の行動特性の一つに「パーキンソンの法則」がある。仕事のために一定時間を与えられると、人は効率を度外視して持ち時間を使い切る習性があるという。まして余暇と睡眠時間を切り崩してまで会社に縛られる過酷な労働環境が、いい仕事を生むはずもない

 教師の勤務時間は、8時半から17時までです。休憩時間や昼休みは無きに等しいので、8時間半、働いていることになります。
 でも、17時に帰る人は稀で、朝は1時間前から出勤し、夜は21時まで残り、さらに、土日も学校に来て仕事をする人がいるぐらいです。
 教師の仕事は事務仕事とちがって、やるべき仕事がきっちりと決まっていません。教材研究を含めば、いくらでもやれるわけです。
 そのため、上の記事ではないですが、効率を度外視して、がんばる先生が多いわけです。(そのことを否定することもできないのですが。)
 さて、上の記事は、2月の最終金曜日に出されました。
 この日から始まったプレミアムフライデーに絡んだ文章なのです。
 午後3時に退勤して、余暇を有効に使い、消費に貢献しよう、というものです。学校の6時間目は午後3時半で終了ですから、そもそも無理でしょうね。

(2017.2.28)