何回も出力させることの大切さ

 昨日の放課後、高槻市学力テスト活用説明会に行ってきました。
 教育指導課の西山高史氏の活用研修は、勉強になりました。

1)学力テストの結果を学習状況の改善に役立てることが大切。
2)学校が求められることは、①応答責任(アカンタビリティ)
             ②根拠に基づいた検証(エビデンス)
             ③継続的な検証改善サイクル(PDCAサイクル)
3)覚えてても何回もやらせる(いかに出力させる)かが大切。

 特に3番については、詳しく話されました。要するに、学習したことを子どもは忘れるので、何回も出力させることを通して、覚え直しをさせる必要があるということです。(教えっぱなしではいけないのです。)
 単語記憶テストの2回目で、次の検証をしたそうです。

(1)全ての単語を練習させて、全ての単語をテストする。
(2)まちがえた単語だけ練習させて、全ての単語をテストする。
(3)全ての単語を練習させて、まちがえた単語だけをテストする。
(4)まちがえた単語だけ練習させて、まちがえた単語だけをテストする。

 すると、全ての単語の定着率は、(3)と(4)が35%、(1)と(2)が80%だったそうです。効率的には、(2)の方がいい、というのが意外で興味深かったです。

(2017.3.1)