『国語六 創造』平成27年度版、光村図書(P.12~13)にある詩です。
この詩の発問を以下のように考えました。
1)題名は何ですか。(支度)
2)作者は誰ですか。(黒田三郎)
3)何連の詩ですか。(四連)
4)意味の分からない言葉を調べましょう。(着地・人いきれ、など)
5)この詩には、どんな表現の工夫がありますか。
(リフレイン・倒置法・体言止め・比喩 他)
6)「これ」を別の言葉に置き換えましょう。(この匂い)
7)季節はいつですか。(春)
8)何月ですか。(四月)
9)話者はどこにいますか。(雑踏の中、満員の電車の中)
10)連と連の間はなぜ空いているのですか。(話者が考えている、意味のちがい)
11)話者が一番言いたいのは何連ですか。(四連)
12)その連が一番である理由は何ですか。
(題名の言葉がある。読者に問いかけているから。)
同じ教科書の(P.84~85)に、次の詩が出てきます。
前の詩の発問をそのままコピーし、微調整し、答えを変えます。
1)題名は何ですか。(せんねん まんねん)
2)作者は誰ですか。(まど・みちお)
3)何連の詩ですか。(二連)
4)意味の分からない言葉を調べましょう。(のっぽ・清水、など)
5)この詩には、どんな表現の工夫がありますか。
(リフレイン・倒置法・体言止め・比喩 他)
6)「その」を別の言葉に置き換えましょう。( 略 )
7)季節はいつですか。(春夏秋冬)
8)何月ですか。(一年中)
9)話者はどこにいますか。(ヤシの木のある川の岸)
10)連と連の間はなぜ空いているのですか。(長い時の流れ)
11)話者が一番言いたいのは何連ですか。(二連)
12)その連が一番である理由は何ですか。
(題名の言葉がある。人が想像していることが分かるから。)
このように、1学期の初めに教える詩と、2学期の初めに教える詩を一緒に、教材研究してしまいます。
発問をコピーしますが、まったく同じではなく、2つめの詩では、レベルアップした発問にしてもいいわけです。
ただ、発問を似たものにしておくと、1学期の学びが活きてくるのです。
効率的な教材研究による発問は、むしろ子どもたちが学ぶことの復習につながり、知識を技術に変えることができそうです。
(2017.3.10)