岸見一郎『子どもをのばすアドラーの言葉~子育ての勇気~』(H28.9幻冬舎)で、自立するための三つの条件が書かれていました。
①自分で決められる
一つは、自分が決めなければならないことを、自分で決められるということです。
②自分の価値を決められる
次に、自分の価値を自分で決められるということです。
③自己中心性からの脱却
第三に、自己中心性からの脱却できるということです。
自分で決められるとは、自分の選択に自分で責任を持てるということです。自分で決めたのに、責任を誰かに転嫁するようでは、自立しているとはいえません。
自分の価値は自分で決めるのです。誰かの評価で自分の価値が決まるわけではありません。自分が正しいということを自分が決められなければいけません。
子どもの頃は、自分を中心に世の中が回っていると考えるでしょう。要するに、天動説です。でも、客観視できるようになれば、周りの人たちも自分を中心に考えてるとすれば、自分中心では世の中は動いてないことに気づけるはずです。人が自分のために動いているのではなく、みなが自分自身のために動いているのです。これが地動説です。
(2017.4.8)