授業とは何か?深沢先生が6月合宿の中で、授業の定義を扱う報告をされました。岸本裕史氏や斎藤喜博氏などの定義は、確かに具体的です。
でも、『教育学小事典』(法律文化社)の定義もなるほどと、思いました。
授業が教材の伝達という形を取ろうと問題の解決という形をとろうと、それは一定の時間内において展開される教師と生徒との協同作業であるがゆえに、そこには時間の流れに沿っての順序ないし段階が想定される。この時間の流れに沿っての授業の順序ないし段階が授業過程であり、問題の順序ないし段階を設定する場合、生徒個人の認識過程・生徒同志の集団過程・教材内容の論理系列などが手掛りとされる
( 荒井)
「一定の時間内における」ということが大切だと、私は思うのです。
4年ぶりの担任となり、毎日授業をしているのですが、やりたいこと・やらねばならないことはいくつもあり、授業時間が足りないといつも感じています。だからといって、休み時間や放課後に授業を延長はしません。
限られた時間の中だからこそ、何を大切にしないといけないかの取捨選択が行われるのです。何をこそ、今のこの子たちに教えねばならないかを考える。それは、授業が一定の時間内における作業だからです。
時間を意識しながら、より最適な授業をめざしていきたいものです。
(2008.6.15)