がい数の教え方に悩む

 今、算数では「がい数」を教えています。
 百の位でがい数にするのと、1万の位までのがい数にするのと、上から2けたのがい数にするのとが、いろいろ出てきて、子どもを混乱させます。どの位を四捨五入すればいいか分かれば、がい数にするのはさほど難しくないのです。
 でも、次のような問題は、子どもの頭を悩ませます。

 十の位で四捨五入すると7500になる整数のうち、いちばん大きい数と、いちばん小さい数をかきましょう。

 7599は、十の位で四捨五入すると、約7600になります。十の位は切り捨てになる数を入れないといけません。切り捨ての数は、0,1,2,3,4です。その中で一番大きい数は4なので、754 となります。 には、1番大きい数の9が入って、7549が正解になります。
 一番小さい数は、745 で、切り上がる数の一番小さい5が十の位に来ます。一の位には一番小さい数の0が入り、正解は7450となります。
問題は、このことを子どもにどう分かりやすく教えるかです。
 7500、7510、7520、7530、7540、7550と並べ、7550は約7600になるから×。7540、7541、…7549と並べ、一番大きい7549を正解にする、というのも、何だかややこしくて難しいです。

(2008.6.26)