森川正樹先生のお話

 昨日、学力研の6月危機克服セミナーがあり、初めて森川正樹先生のお話を聴きました。以下がその時に書いたメモです。

1)沈黙(間)をうまく使う。
2)自分の仲間の話に自然に微笑む。
3)写真使ってするトークがやりやすい。(ここぞというときはためる)
4)話し方には哲学(プロ意識・気配り・空間支配力・危機管理力)がある。
5)忘れない内にメモし、アウトプットしていく。
6)子どもの発言に教師が反応するのではなくて、他の子の受け止め方を観察し、つなげていく。
7)語尾にこだわる。「できる人?」×→微妙な濁り。「努力しようと思う人?」○
8)表情を武器に。教室だけは平等。
9)先生は叱る役、みんなは励ます後。
10)視線に仕事をさせる。
11)何を話すかではなく、誰が話すか。
12)注意、叱責には責任を持つ。(追跡調査)注意したら、ほめることを見つける。
13)納得が伴う時に子どもは動く。(さっぱりしたかどうか。)
14)納得した?ときいてから帰す。
15)ご心配をおかけして申し訳ございません。
16)手をつかう。(指を折って「1つ目。」
17)視線をつかう。
18)言いかけてやめる。
19)浸透する独り言。(その子に言ってるようにして間接的に伝える。)
20)授業は「いかに話さないか」にかかっている。
21)自分たちの力がついていることを実感させる。
22)子どもの見ている世界を想像して授業する。
23)未知と既知のバランスで授業を組み立てる。(興奮と安心感) 

 学力研の主張とも通じるところが多くあり、来年度の学力研・全国フォーラムの記念講師としてお願いするかもしれません。
 私自身は、自分の授業力の低下、もしくはプロ意識の低下を感じました。
 最近、列指名で発表させるときも、1人1人にコメントしていました。周りの子がどう聞いているかを観察できていませんでした。
 6月危機とは言うけれど、子どもたち1人1人が納得するような教師の接し方をしていれば、今こそ、子どもたちとの絆が深まり、上昇期へ迎えるとも、森川先生は言われていました。
 日々の指導の中で、濁りや淀みをためていかないように、子どもたちの反応をよく見ながら、授業していかなくてはいけません。

(2017.6.11)