『週刊新潮2017.8.3』の「科学探偵タケウチに訊く!」で、「人工知能時代にプログラミングは勉強すべきか?」のQに、竹内薫氏が答えています。
あなたやあなたのお子さんが超一流のプログラマーになれるなら今すぐ猛勉強を開始すべきだ。そうでないなら、リテラシー程度の知識があれば充分。
もし、お子さんが超一流のプログラマーに向いていないと判明したら、早めに、「人間的な、あまりに人間的な」能力、たとえば、運動選手やアーチストや保育士さんの道を勧めたほうがいいかもしれません。
人工知能がプログラムを書く時代に、すでになっています。
プログラマーになるなら、プログラムを書く人工知能を開発したり制御できるぐらいの超一流でなくては必要ないのです。
プログラム教育がこれから導入されていきますが、これはプログラマーをめざす人を増やし、その中から超一流のプログラマーを見つけたい、という狙いがあるのかもしれません。(要するに、多くは捨て石になるわけです。)
何億という精子の中で、受精できるのはたった1つだけであるのに似ています。
プログラム教育と並行して、道徳の教科化するのも、道徳的でない人は職場を失うというメッセージなのかもしれません。
あれもこれも取り入れてバランスを取ろうとしているのでしょう。
(2017.8.2)