右の詩は、光村図書の『国語下』の扉詩です。
つくつくほうしはセミの仲間で、夏の終わりから秋の初めに鳴きます。
金色の空は夕焼けで、ゆうびんのマークはある生き物を指しています。
これは、まど・みちおさんの詩です。
題名を予想させると、ゆうびんのマークが何の生き物を指しているかが分かっている子は、当てることができるでしょう。
この詩の題は、そう「赤とんぼ」です。
この後、同じ題名である東京書籍三年下にある三木露風の「赤とんぼ」を題名と作者名だけ、提示します。
一連一行目の「夕やけ小やけの赤とんぼ」を提示すれば、多くの子は知っているので、少しは続きはいえるでしょう。
「おわれて見たのはいつの日か」と提示し、「おわれて」が「追われて」か「負われて」かを検討させ、その後に、教科書があれば開かせるといいのです。
昨日の考現学の展開の後、桑の実から桑畑の地図記号がなくなっていることへとつなげていったりします。いろいろ、この後、展開できる授業なのです。
(2017.8.16)