1時間で終える詩の授業

 三木露風の「晴間」という詩を1時間使って授業しました。

 晴間   三木露風

八月の
山の昼
明るみに
雨そそぎ
遠雷の
音をきく。

雨の音
雷の音
うちまじり
草は鳴る
八月の
山の昼。

をりからに
空青み
日は照りぬ──
静かなる
色を見よ
山の昼。

【授業の流れ】
① 立って1回、すわって1回読む。(銘々一人読み)
② 指名して、詩を読ませる。(1人ずつ2人) 
③ 一斉読み。
④ 教師と交代読み。(交代して2回)     
⑤ となりの人と交代読み。
⑥ 二組指名して前で読ませる。(隣がうまかったで挙手。両方手をあげてる組)
⑦ ノートに視写。(ノートはちょうど22行。半分に折って上段に書かせる。)
⑧ 一連・二連・三連という呼称を教える。
⑨「作者が一番言いたかったのは、何連ですか。」を書かせ、予想と理由を1つ書かせて持ってこさせる。
⑩ 指名なし発表。
⑪ 題名が晴間であることから、三連であることを告げて授業終了。

(2009.6.13)