『小四教育技術2017年9月号』(小学館)に、久保齋先生がこう書いています。
新学期になると、新たな取り組みを始める先生方が多いようですが、新たな取り組みをするのではなく、新たな視点をもつということが大切です。そうでないと、子どもたちには新鮮に映らないのです。
この「視点」という言葉が「効率的な入力」と関連してると思ったのです。
教師は、様々な媒体を通して、多くの入力をしていきます。この行為は、とても非効率なものです。
その非効率な入力の中で、「これはいいな」と思える新たな視点を見つけたときから、入力の方法が変わっていきます。
その新たな視点で、様々な入力をしていくのです。
それこそが、効率的な入力です。
昔、速読関係の本を数冊読んだことがあります。
速読をするときに、最初に目次に目を通します。そして、その本を読むことで、自分が何を得たいかを考えるのです。自分の目的(視点)を持つからこそ、速読しても、得たい情報が自分の中に飛びこんでくるのです。
新たな視点を見つけるための入力があり、次に、その視点を通した入力があるのです。入力には質的な違いがあることを意識するべきなのです。
(2017.8.21)