授業や講座のミッションを考える

 授業や講座をする上で、次のことを大切にしたいです。

 何か他人に伝えるときに大切なのは、スキルとマインド、そして、ミッションだと私は思っています。ミッションとは「何のために伝えるか」ということです。

 誰の言葉か分かりますか。
 この言葉は、髙田明『伝えることから始めよう』(2017.3東洋経済新報社)に載っています。ジャパネットたかたの創業者である髙田氏の言葉です。
 スキルは技術、マインドは情熱です。
 この技術や情熱の前提に、ミッションがあるのです。

私はジャパネットたかたのミッションは、商品の先にある「感動」をお伝えし、商品を手にしたお客さまに「幸せ」をお届けすることだと考えてきました。ですから、私は何よりも先に皆さんの幸せに想いを馳せることにしています。そうすると、伝えたくなります。伝えずにはいられなくなるんです。

 自分が授業や講座に臨む上でのミッションを再確認する必要があります。
 一点突破で「授業づくりを支える効率的で効果的な入力と出力」を私が話すのは、何のためでしょうか。
 効率的な入力の方法、効果的な出力の方法を知ってもらい、「よりよい授業づくりをしてもらい、教師としての力を高めてもらいたい」からなのです。

(2017.8.24)