フレッシュ研で、学級づくりについて先生方にお話するとき、次のようなことを言いました。
学級づくりは伝えることが難しいです。なぜかというと、先生方それぞれの教育観や子ども観がちがうからです。私の学級づくりを真似しても、自分のやり方と合わなければ、違和感が生まれます。ですから、自分にとって使えそうなところだけを使ってください。
授業の流し方にも、もちろんその人の教育観や子ども観が込められていますが、学級づくりほどではありません。
それゆえ、授業づくりは伝えやすいですが、学級づくりは伝えにくいです。
自分の腑に落ちてないことを真似してやっても、どこかで一貫性が保てなくなってしまう可能性が高いのです。
今回、学級づくりを前期100日と後期100日で分けて取り組み方を変えていくという話は、好評だったようです。
前期100日の「探る→ならす→育てる」のくり返し(習熟)の話で、「ならす」という先生のやり方・話し方に慣れさせていくことだと、話しました。
「最初は、先生の言っていることが子どもたちに通じません。」
講座をしてみると、私自身、新しい発見があって、とても勉強になります。
(2017.9.15)